私の夫はアトピー体質です。
成人アトピーって、重症化しやすくて、治りにくい。
アトピーの家族と一緒に暮らすのって、正直、すごく大変です。
こまめな掃除。
食事に気をつける。
生活用品を自然の物に変えていく。
お金も時間も、手間もかかります。
でも、きっと、本人がいちばん辛い。
だからこそ、一緒に暮らしている人間は、愚痴も言えず、治す方法を模索して試してはがっかりして・・・と、辛い思いをしているのではないでしょうか。
私もそうでした。
毎日大量の皮膚が落ちるので掃除も大変だし、洗濯洗剤やベッドシーツなんか、色々調べてはジプシーして、と、大変でした。
「なんで私ばっかり大変なのよ!」とストレスでした。
私はアトピーの夫について、友人にも家族にも、相談や愚痴は言いません。
というか、言えなくて。
言えないのもとてもストレスでした。
でも、言ったらもっとストレスになるのがわかっていたから。
「どうせわかってもらえない」という気持ちが強かった。
そんな時に、出会った本。
アトピーの夫と暮らしています
陽菜 ひよ子 (著)
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著者のひよこさんと、アトピーのご主人との日々や、色々試した療法がコミカルに描かれています。
「そうそう、そーなのよ!わかるわかる!」って、共感してもらえたようで泣きながら読んだり、ひよこさんのおとぼけなリアクションに、大笑いしながら読みました(笑)
この本を読んで、「私だけじゃないんだ!」って、すごく救われました。
レビューにも、同じような方がたくさんいます。
ああ、完治を目指すんじゃなくて、うまくつき合っていけばいいんだ〜って、思えましたよ。
私は医者ではないので断言は出来ませんが、夫は今、昨年6月から始めた脱ステロイドのリバウンドの時期が終わり、ちょっと落ち着いてきたかな?という印象です。
本人も前向きに、定期的に皮膚科へ通い、漢方を飲んでいます。
アトピーって、悪い事ばかりじゃないですよ。
アトピーじゃなかったら、こんなに毎日掃除はしなかったかもしれない。
こんなに手作りのおやつやお弁当を作ろうと思わなかったかもしれない。
手作りのおやつもお弁当も、夫はすごく喜んでくれるので、私もとても嬉しい。
今日のお弁当。
朝ごはんのスパムむすびと、おやつに、チーズパンも持って行きました。
それに、毎日の掃除がらくにできるようにモノを減らしたり、体に優しい食事や生活用品にしたりしたおかげで、シンプルライフへの興味と意欲も生まれています。
ムーでした。