前回は、モラハラに合いそうになった私の事例と、
モラハラにあいやすい人、モラハラの対処法について書きました。
このモラハラ体験に付随して、私は色々な経験をして、自分を知る機会があるなあと思います。
私はつくづく、人間関係のもやもやを、ブログに書く事で昇華していると感じます。
私は、「人間」という生きものが好きなんだなと思います。
とても好きで、観察したくて、好きなタイプは見ていたいし、
嫌いなタイプも知っておきたい。
そんな欲望から、このブログはできているのかもな〜と思います。
モラハラなんて、味わいたくはないけど、その性質について深く考察し、
モラハラの毒に当たった時の対処法などを書くことで、誰かの役に立てれば嬉しいものです。
モラハラって治るの?
モラハラのターゲットにされた人のほとんどが気になるが、「モラハラは治るのだろうか?」ということだと思います。
私なりの考えをここに書きますが、私は専門家ではないため、いち個人の考察としてお読みください。
治る可能性は、限りなく低い
モラハラが治る見込みは、ゼロとは言いませんが、非常に低いと思います。
モラハラって、一種の快感をもたらす行為らしく、性癖みたいなもので、一度快感を得てしまうと、なかなか抜け出すことができません。
快感というのは、モラハラをして、相手を支配(コントロール)したという快感です。
その快感は、被害者が与えたもの。
モラハラ加害者に、エサを与えたらダメなんです。
エサの味を覚えてしまうと、なかなか抜けられないんです。
もし治るとしたら・・・
私は、個人的にはモラハラは治らないと思っていますが、もし治るとしたら、ある一定の条件が必要だと思います。
(1)モラハラを自分がしていると気付く事
(2)自分のモラハラ行動により、大切な何かを失った経験
(3)適切な治療とサポート
モラハラを治すには、まず加害者が「自分はモラハラしている」と気付く必要があります。
そのきっかけは、おそらく、モラハラによって大事なものを失ったとき。
奥さんや、子供でしょうか。
モラハラ夫に苦しんだ妻が出て行ったことで、自分のモラハラに気づく男性は多いそうです。
そう考えると、職場でのモラハラは改善しづらいかもしれません。
仮にモラハラしている自分に気づいて、そのあとに待ち受けるのは、「本当の弱い、情けない自分と向き合うこと」。
そして、おそらくは、「自分の両親(養育者)と向き合う事」です。
これは、とてつもないエネルギーが必要ですし、適切な治療とサポーターを要します。
治ったのではなく、抑えてるだけということも
モラハラ加害者は、自分の未熟さや不完全さが露呈することをとても恐れます。
もし自分の弱い部分が暴かれそうになると、必死で取り繕い、嘘をつき、一時的にかもしれませんが大人しくなります。
しかし、それは治ったわけではなく、身の危険(と加害者が感じているだけ)を回避する為に、攻撃を抑えているだけです。
それでは、根本的な解決にはならないのと、自分の心を守るモラハラが抑えられているために、加害者自身が強いストレスにさらされる可能性があります。
その他のモラハラ遭遇例
私は、思い返すと幾人かのモラハラ加害者に出会っていました。
よくよく思い返すと、モラハラされ続けたことってないかも。
モラハラ先輩
自分はいいけどあんたはダメ!!という独裁的な先輩。
1年くらい耐えたところ、先輩が先に退職しました。
その際に、
「あなたは私を批判するけれども、それと同じことをあなた自身はやっている。
そんなことをしているから、私はあなたの言う事を素直に聞けませんでした。」
とメールしたところ、私を避けるようになりました。
やっぱりモラハラ加害者は、自分はよく見えていないんだな。
モラハラ契約社員
これは、私が新入社員(正社員)の時。
契約社員の男性に、罵声を浴びさせられる時がありました。
店長に泣きながら訴えると、モラ契約社員に言ってくれたのか、すぐに治まりました。
上司に告発し、左遷させた
これは私が平社員、相手はモラハラ店長の時でした。
私は当時、非常にひねくれていて、すぐに相手に言い返していたので(笑)、
私はモラハラはされませんでした。
でも、同僚の女の子はモラハラされていたのと、モラハラ特有の狡さで不正をしていたので、別の店舗の店長と一緒に、店長よりもっと上の人に告発し、降格&左遷となりました。
その不正行為は、めっちゃ証拠とっておいたので、叶ったんだと思います。
そういえば、奥さんとも離婚になってました~。
原因はモラハラか??
モラハラは、本人もつらい
モラハラ加害者のことを考えると、切なくなります。
私は、モラハラ加害者の気持ちが、多少はわかります。
なぜなら、私もモラハラ母に育てられ、モラハラ予備軍だったから。
でも、確実に言えるのは、モラハラや共依存を勉強して、抜けだした今は、とても幸せです。
モラハラの輪や、共依存から抜けると、こんな穏やかな気持ちで過ごせる日がくるなんて、当時は信じられませんでした。
加害者の気持ちに、寄り添ってみます。
心に地雷をたくさん持っている
モラハラ加害者は、常にイライラしています。
自分で選んで、イライラしています。
モラハラ加害者は、常に自分の自信のなさを隠すために、イライラする先を探しているんです。
怒りって、とても強いエネルギーなので、怒りに集中していると、自分のむなしさが紛れるんです。
自分の情けなさや弱さに、目を向けないで済むんです。
常にイライラするために、心に地雷をたくさん持っているんです。
相手がどの地雷を踏んでも、イライラできるように。
でも、相手を責める行為は、実は自分を責めて、いじめている行為であることに、気づいていません。
どんなにイライラして相手を責めても、決して満たされないんです。
満たされることのない心
他者に怒りをぶつけて、一瞬は満たされるんです。
でも、とても不安定で一時的な満足感なので、すぐにまた不満がうまれてきます。
とにかくなんでもイライラしてぶつけないと、自分を満たす事ができないため、常にイライラする対象を探しています。
イライラするためだったら、自分の言う事に矛盾が出てもおかまいなし。
イライラするために、他人を使います。
そして、イライラを他人にぶつけて、満たそうとするのです。
でも、決して満たされないから、何度も何度も、繰り返します。
他人を傷つける行為は、自分を傷つける行為でもある
少しスピリチュアルな話になりますが、他人にしたことは、必ず自分に返ってきます。
他人を傷つけていても、実は自分のいちばん傷ついている。
それに気付かずに、他人を責め続けているんです。
モラハラ母から逃げた私と、モラハラを父から受けていた母
私の母は、モラハラ母です。
そして、母は、父にモラハラを受けていました。
私は、モラハラ母から逃げました。
逃げるのは、とても怖かった。。
でも、逃げてよかったです。
逃げたあとは、喪失感が半端なかった。
でも、絶対、克服できるから。大丈夫だよ。
立ち直るのは、大変だった。
でも、その分、とても強くなれたよ。
今回の社員さんの件で、モラハラから逃げられたのは、母から逃げたという、自分を大切にする行為で自信を持っていたからだと思う。
モラハラから逃げるのは、勇気がいることです。
私は、自分の子どもがいじめにあったら、徹底的に戦う、と決めています。
戦うのも危険なモンスターだったら、逃げる。と決めています。
そのためには、自分がまず逃げる強さがないといけない。
その覚悟をしたとき、意外と心配していることって、怒らなかったりするんだなぁ。
番外編:モラハラとブラックジョークを履き違えた父
私は今、このブログを実家で書いています。
モラハラ夫だった父は、私の前では相変わらずモラハラを母に仕掛けています。
その応戦に、母は、父に味方が居ない時に(つまり2人だけの時)、父にモラハラしているように見えます。
私の娘は、カレーがあまり好きではないのですが、保育園のカレーは食べます。
おそらく、カレー自体が好きではないのですが(その証拠に、他のメニューはおかわりしても、カレーだけはおかわりしない)、それに対して父は、
「家のカレーがマズイんだろ」と言いました。
私は腹が立ったので(瞬間湯沸かし器w)、
「お父さんにうちのカレーは一生食べさせないから!」と言ったら、
不機嫌な顔をして黙りました。
あとから考えると、「うちの娘(父にとっても孫)が食べられるカレーを今度作ってくれ」と言ったほうが面白かったかなと思いますw
父はおそらく、ブラックジョークのつもりで私のカレーをディスったんだと思います。
でも、全然面白くないから。
真実(カレーの味)を知らない人が言っても面白くない上に、今いる人(私、両親、娘の4人)の中で、その言葉で笑える人は、1人もいない。
そして、私が言い返した一言に、「冗談の通じないやつ」と思うのがモラハラ加害者です。
モラハラ加害者にとって、ディスりはジョークのひとつ。
でも本当は、モラハラのディスりとブラックジョークは紙一重です。
そこにウィットの差がでるな〜と思います。
他人を下げるだけなら、誰でもできます。
でもそれでは、笑える人と、笑えない人がいる。
本物のブラックジョークは、
聞いてて不快にならないものです。
モラハラパーソンは、ブラックジョークとただのディスりの区別がついていないと感じます。
ただの悪口なんて、面白くもなんともないっつーの・・・。
おわりに:モラハラは許しちゃいけない!!
たとえ被害者に非があったとしても、モラハラをしていいという理由にはなりません。
それは、いじめの正当化と同じこと。
非があるなら、普通に伝えればいいだけなんです。
萎縮させて、改善されることなんてありません。
私は、今回のモラハラ加害者に、更正して欲しいとか、謝罪してほしいとか、やり玉にあげたいとか、仕返ししたいとかは全然思っていません。
ただ、モラハラがこれ以上ひどくならないように、必要だったから行動しただけです。
モラハラ加害者は、本当は可哀想な人だと思います。
モラハラでしかストレス解消できず、モラハラで、自分も守らないといけないくらい、弱い。
モラハラで自分をごまかさないといけないくらい、自分と向き合う事が怖い。
私は、自分の弱さもずるさも知っているし、受け入れているし、責めていません。
だから、わりと生きやすいです。
自分で自分を受け入れてないと、結局は生きるのがしんどくなります。
モラハラは、他にモラハラを擁護してくれる人がいなければ、モラハラしないという局面があります。
私の父も、普段母と2人だと、モラハラするほうではなく、されるほうです。
私がいると、母にモラハラするようです。
でも、私は父が母にモラハラするのを黙認はしないですし、私もモラハラされるのは絶対に許さない姿勢を改めて覚悟したので、もしかしたら私の前で父が母にモラハラするのは止むかもしれません。
そしたらもしかしたら、母は父にモラハラするのをやめるのかも。
やめないかもしれないけど、とにかく私は目の前でモラハラ攻防があるのを見るのが嫌です。
両親がどうなるかはわからないけど、自分の気持ちだけは自分で守る事にします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
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